マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術
1 話し手
1.1 状況を明確にする
1.1.1 なぜ、プレゼンするのか?
1.1.1.1 聞く価値の提供
1.1.1.2 承認、賛同が必須
1.1.1.3 助言、経験が必須
1.1.1.4 プレゼンの目的を明示する
1.1.1.4.1 1行で表現
1.1.1.4.2 目的は必ず現実的なもの
1.1.1.4.3 必ず行動につながるようにする
1.1.1.4.4 明示することの価値
1.1.1.4.4.1 プレゼンを行う必要性を判断できる
1.1.1.4.4.2 聞き手の注目とエネルギーを集中できる
1.1.1.4.4.3 目的達成だけが成功の尺度であるため
1.1.2 説得したい相手はだれか?
1.1.2.1 意志決定者はだれか?
1.1.2.1.1 意志決定者に合わせたプレゼンをする
1.1.2.2 どのくらい内容に精通しているのか?
1.1.2.2.1 事前の参考資料が必要なのか
1.1.2.3 どの程度興味をもっているのか?
1.1.2.3.1 なければ興味を喚起する準備が必要
1.1.2.4 提案はどんな影響を及ぼすのか?
1.1.2.5 今まで実行されなかったのはなぜか?
1.1.2.5.1 繰り返し
1.1.2.5.1.1 抵抗感の克服
1.1.3 持ち時間はどれだけあるか?
1.1.3.1 内容を削っても時間内の終了がベスト
1.1.3.2 時間短縮方法
1.1.3.2.1 現実的な目標を設定
1.1.3.2.1.1 必要とあれば→
1.1.3.2.1.1.1 2回目のプレゼン
1.1.3.2.1.1.2 フォローアップ・ミーティング
1.1.3.2.2 事前に資料を配付
1.1.3.2.2.1 配付資料については重要事項を要約してあげる
1.1.3.2.3 補足情報を追加
1.1.3.2.3.1 プレゼン直前配布は避ける
1.1.3.2.3.2 プレゼン終了後の方がよい
1.1.3.2.4 詳細情報や基礎的情報を用意する
1.1.3.2.4.1 予備として
1.1.3.2.4.2 万が一、聞き手がさらに詳しく知りたくなった場合
1.1.3.2.5 優先順位を設定する
1.1.3.2.5.1 分けておく
1.1.3.2.5.1.1 発表しなければならないもの
1.1.3.2.5.1.2 省略できるもの
1.1.3.2.6 発表の中で新しい了解事項を決める
1.1.3.2.6.1 NG
1.1.3.2.6.1.1 Anxious Parade of Knowledge
1.1.3.2.6.1.1.1 知識の欲張りな羅列
1.1.4 資料の作成
1.1.4.1 デザインはシンプルに
1.1.4.1.1 テキストビジュアル上の文字列は60文字未満に限定
1.1.4.2 遠くの人にも読みやすいフォントサイズとする
1.1.4.3 色の使用には目的をもつ
1.1.4.3.1 強調
1.1.4.3.2 識別
1.1.4.4 アニメーションは最小限にとどめる
1.1.5 プレゼンの実施
1.1.5.1 事前のリハーサルは必須
1.1.5.2 会場へは早めに到着し、設備の内容を確認する
1.2 プレゼンを設計する
1.2.1 30秒
1.2.1.1 メッセージを決定する
1.2.1.1.1 What is so?
1.2.1.1.1.1 何がどうなのか、事実関係
1.2.1.1.2 So What?
1.2.1.1.2.1 だから何が言いたいのか、その意味合い
1.2.2 ストーリーラインを念入りにつくる
1.2.2.1 結論は後か?先か?
1.2.2.1.1 先
1.2.2.1.1.1 ただし、case by case
1.2.2.1.2 状況判断
1.2.2.1.2.1 聞き手の反応を予測
1.2.2.1.2.1.1 その気持ちを感じ取っていることを聞き手に感じさせる
1.2.2.1.2.1.2 前置きする
1.2.2.1.3 聞き手が反感を抱く可能性
1.2.2.1.3.1 即だししないまでも、小出しにする
1.2.2.1.3.1.1 例
1.2.2.1.3.1.1.1 目的
1.2.2.1.3.1.1.2 問題点の予告
1.2.2.1.3.1.1.2.1 問題点A
1.2.2.1.3.1.1.2.1.1 結論A
1.2.2.1.3.1.1.2.2 問題点B
1.2.2.1.3.1.1.2.2.1 結論B
1.2.2.1.3.1.1.2.3 問題点C
1.2.2.1.3.1.1.2.3.1 結論C
1.2.2.1.3.1.1.3 結論の要約
1.2.2.1.3.1.1.4 提言
1.2.2.2 ×例1
1.2.2.2.1 目的
1.2.2.2.2 トピックA
1.2.2.2.3 トピックB
1.2.2.2.4 トピックC
1.2.2.2.5 結論の要約
1.2.2.2.6 提言
1.2.2.3 ○例2
1.2.2.3.1 提言
1.2.2.3.2 結論の予告
1.2.2.3.2.1 結論A
1.2.2.3.2.2 結論B
1.2.2.3.2.3 結論C
1.2.2.3.3 提言
1.2.3 オープニングを書く
1.2.3.1 期待感を盛り上げる
1.2.3.2 PIPの法則を押さえる
1.2.3.2.1 目的
1.2.3.2.1.1 Purpose
1.2.3.2.2 重要性
1.2.3.2.2.1 Importance
1.2.3.2.2.1.1 緊急性
1.2.3.2.3 予告
1.2.3.2.3.1 Preview
1.2.3.2.3.1.1 鳥瞰図
1.2.4 エンディングの計画を立てる
1.2.4.1 重要事項の要約
1.2.4.1.1 結論
1.2.4.1.2 大まかに言いたいこと
1.2.4.1.3 議論の争点
1.2.4.2 提言をもう一度繰り返す
1.2.4.3 アクションプログラム(実行予定表)を示す
1.2.4.3.1 チャート
1.2.4.3.2 役割分担
1.2.4.3.3 負荷
1.2.4.4 賛同とコミットメントを求める
1.2.4.5 「次回までにすべきこと」を明確にする
1.2.5 資料を活用する
1.2.5.1 語り
1.2.5.1.1 何を?
1.2.5.1.2 なぜ?
1.2.5.2 チャート
1.2.5.2.1 定量的(データチャート)
1.2.5.2.1.1 どれくらい?
1.2.5.2.1.1.1 表
1.2.5.2.1.1.2 パイチャート
1.2.5.2.1.1.3 バーチャート
1.2.5.2.1.1.4 コラムチャート
1.2.5.2.1.1.5 ラインチャート
1.2.5.2.1.1.6 ドットチャート
1.2.5.2.2 概念的(コンセプトチャート)
1.2.5.2.2.1 誰が?
1.2.5.2.2.1.1 組織図
1.2.5.2.2.2 どこで?
1.2.5.2.2.2.1 地図
1.2.5.2.2.3 いつ?
1.2.5.2.2.3.1 ガントチャート
1.2.5.2.2.4 どうやって?
1.2.5.2.2.4.1 フロー
1.2.5.2.2.4.2 プロセス
1.2.5.2.2.4.3 コンセプト
1.2.5.2.2.4.4 マトリクス
1.2.5.3 メッセージはチャートにしてみる!
1.2.5.3.1 さっと描いてみる
1.2.5.4 資料の朗読は避ける
1.2.5.5 効果的なテキストビジュアル
1.2.5.5.1 言うべきことと見せるべきことを区別する
1.2.5.5.2 「つまり」「例えば」などの説明的な語句を削除する
1.2.5.5.3 文章を編集
1.2.5.5.3.1 8単語→5単語
1.2.5.5.3.2 5単語→4単語
1.2.5.5.4 ストラクチャー・ビジュアルに変える
1.2.6 ストーリーボードをつくる
1.2.6.1 ソフトのアウトライン作成機能を活用
1.2.6.2 手順
1.2.6.2.1 草案を作成
1.2.6.2.1.1 どの順番で何を話すのか
1.2.6.2.2 資料の形式・使用チャートを決定する
1.2.6.2.3 資料をつくる
1.2.6.2.3.1 資料の右か下に言いたいことを書き留める
1.2.6.2.3.1.1 So what?も含める
1.2.6.2.4 流れを点検する
1.2.6.2.4.1 チャートの偏りや不足を確認
1.2.6.2.4.2 論理のつながりの確認
1.2.6.2.5 アニメーションの効果を考える
1.2.6.2.6 ビジュアル間の移行の言葉を考える
1.2.6.2.6.1 口頭で移行の段取りを記載する
1.2.6.2.6.2 例
1.2.6.2.6.2.1 オープニング
1.2.6.2.6.2.1.1 目的
1.2.6.2.6.2.1.2 重要性
1.2.6.2.6.2.1.3 予告
1.2.6.2.6.2.1.4 移行の段取り
1.2.6.2.6.2.2 各チャート
1.2.6.2.6.2.2.1 So what?
1.2.6.2.6.2.2.1.1 だから、何なの?
1.2.6.2.6.2.2.2 Transition
1.2.6.2.6.2.2.2.1 移行の段取り
1.2.6.2.6.2.3 エンディング
1.2.6.2.6.2.3.1 要約
1.2.6.2.6.2.3.2 提言
1.2.6.2.6.2.3.3 行動計画
1.2.6.2.6.2.3.3.1 d
1.2.6.2.6.2.3.4 次のステップ
1.3 プレゼンを実施する
1.3.1 優れたプレゼンター
1.3.1.1 自信をもつ
1.3.1.1.1 目的を明確に認識している
1.3.1.1.2 聞き手を理解している
1.3.1.1.3 自分の資料に精通している
1.3.1.1.3.1 裏付けを用意している
1.3.1.1.4 自分自身を知っている
1.3.1.2 確信をもつ
1.3.1.2.1 自分の話す内容について確信をもつ
1.3.1.2.2 確信が持てなければ辞退すべき
1.3.1.3 熱意をもつ
1.3.2 リハーサルを行う
1.3.2.1 欠点を探す
1.3.2.2 間違いを犯すことによって学ぶ
1.3.2.2.1 間違える可能性はだれでもある
1.3.2.2.1.1 いちいち気にするな
1.3.2.3 2回が理想的
1.3.2.3.1 一人で行う
1.3.2.3.1.1 資料になれる
1.3.2.3.1.2 移行の段取りの言葉をメモする
1.3.2.3.1.3 レコーダーを使うのは効果的
1.3.2.3.2 3-4人の前で行う
1.3.2.3.2.1 出席者
1.3.2.3.2.1.1 状況を理解している人
1.3.2.3.2.1.2 状況を理解していない人
1.3.2.3.2.1.3 注意点
1.3.2.3.2.1.3.1 悪い面を知らせる場合は、私は〜と言う表現をつかうこと
1.3.2.3.2.1.3.2 問題点の指摘と同時に建設的な意見も言うこと
1.3.2.3.2.1.3.3 客観的であること
1.3.2.3.2.1.3.4 現実的な指摘をすること
1.3.2.3.2.2 内容の一貫性、分析、構成
1.3.2.3.2.3 見やすさとタイプミス
1.3.2.3.2.4 演じる技術
1.3.2.3.2.5 意志決定者になりそうな人物の視点
1.3.2.3.2.6 想定問答
1.3.3 設備や器具を準備する
1.3.3.1 会場へは40分前に到着する
1.3.3.2 チェックポイント
1.3.3.2.1 照明
1.3.3.2.1.1 パネル位置の確認
1.3.3.2.2 室温
1.3.3.2.2.1 誰を呼べば良いのかの確認
1.3.3.2.3 ブラインド
1.3.3.2.3.1 自分で操作してスクリーンへの影響を確認する
1.3.3.2.4 机の配置
1.3.3.2.5 PCとの接続確認
1.3.4 実施の技術を駆使する
1.3.4.1 深呼吸
1.3.4.1.1 息を吸って吐くことに集中する
1.3.4.2 アイコンタクトの確立
1.3.4.3 自然に話す
1.3.4.4 声の強弱を活用
1.3.4.5 確り立つ
1.3.4.6 スクリーンの脇に立って話す
1.3.4.7 不必要にポインターを使わない
1.3.4.7.1 ポインターがスクリーンをあちこち動き回るのは良くない
1.3.4.7.1.1 聞き手の集中を阻害する為
1.3.5 資料を上手く活用する
1.3.5.1 移行の段取り
1.3.5.1.1 予告を行う
1.3.5.1.2 ステップ
1.3.5.1.2.1 アイコンタクトを続ける
1.3.5.1.2.2 移行の段取りの間もアイコンタクトを続ける
1.3.5.1.2.3 資料を取り替える際には沈黙する
1.3.5.1.2.4 もう一度アイコンタクトを確立する
1.3.5.1.3 話すときは、話に集中
1.3.5.1.3.1 資料を取り替えるときは作業に集中
1.3.5.2 解説の際は聞き手をリードする
1.3.5.2.1 構成要素の説明
1.3.5.2.1.1 左側に・・・・
1.3.5.2.1.2 下側に・・・・
1.3.5.2.1.3 マトリクスの上部、・・・
1.3.5.2.1.4 次に左側には・・・
1.3.5.2.2 特別な意味づけを行ったら、その定義を説明する
1.3.5.2.2.1 3つに色分けしました
1.3.5.2.2.2 実線は・・・、破線は・・・
1.3.5.2.3 何を表現したいのかについて発言する
1.3.5.2.3.1 トレンドが左下から右上へ斜めに上昇していることに注目して下さい
1.3.5.2.3.2 AとBとを対比してみました
1.3.5.2.4 So what?(だから、何なの?)を述べる
1.3.5.2.5 次の資料への移行の段取りを行う
1.3.6 質問に答えることに慣れる
1.3.6.1 禁止事項
1.3.6.1.1 質問は最後まで控えて下さい
1.3.6.1.2 その点については後で触れますとコントロールする
1.3.6.1.3 質問を避ける
1.3.6.1.3.1 アイコンタクトを避ける
1.3.6.1.4 資料に情報を詰め込む
1.3.6.1.4.1 聞き手の質問したいことが資料に含まれているのか、そうで無いのかが判別不能になる
1.3.6.1.5 隠す
1.3.6.1.5.1 手をあげても無視する
1.3.6.1.6 圧倒する
1.3.6.1.6.1 早口でまくし立てる
1.3.6.2 聞き手は敵では無い
1.3.6.3 上手な質問の答え方
1.3.6.3.1 辛抱強く質問に耳を傾ける
1.3.6.3.1.1 質問者自身が自分の質問に答えてしまう
1.3.6.3.1.2 質問者の言い回しの中に答えのヒントが隠されている
1.3.6.3.1.3 他の人が質問者の質問に答えてしまうことがある
1.3.6.3.1.4 冒頭の質問自体は、本当に知りたいことでは無く、次に続く質問の準備でしか無い
1.3.6.3.1.5 人の話はとりあえず最後まで聞くのが礼儀
1.3.6.3.2 即答せず、いったん考えてから答えたように見せる
1.3.6.3.2.1 相手への配慮
1.3.6.3.3 必ずしも質問を繰り返す必要は無い
1.3.6.3.4 質問されたことだけを答える
1.3.6.3.5 応答は会場全体に向けて行う
1.3.6.3.5.1 全員に質疑応答への参加意識を持たせる
1.3.6.3.6 満足のゆく回答が示せたどうかを確認する
1.3.6.4 対処法
1.3.6.4.1 くだらない質問を受けたら?
1.3.6.4.1.1 くだらない質問はない
1.3.6.4.2 的外れな質問を受けたら?
1.3.6.4.2.1 とにかく、その質問に答える
1.3.6.4.3 重要人物でない人からの質問だったら?
1.3.6.4.3.1 とにかく、その質問に答える
1.3.6.4.4 特定の人が質問ばっかして、他の人が質問できなかったら
1.3.6.4.4.1 時間的制約があることを伝える
1.3.6.4.5 答えが見つからなかったら?
1.3.6.4.5.1 チームメンバーの助力を得る
1.3.6.4.5.2 会場の助け船を得る
1.3.6.4.5.3 次のステップに組み込む
1.3.6.4.5.4 後日、回答します
1.3.6.4.5.4.1 約束は守ること
1.3.7 沈黙を保つ勇気
1.3.7.1 考えをまとめることができる
1.3.7.2 伝えたいことに集中できる
1.3.7.3 聞き手に考える余地を与える
1.3.7.4 参加意識を持たせる
2 聞き手のための権利宣言
2.1 目的
2.1.1 聞き手側に期待するアクション、思考を知る
2.1.2 なぜ聞き手が必要なのかを知る
2.1.3 プレゼンを聞いている時間に相当する価値を受け取る
2.2 尊敬
2.2.1 内容に貢献する
2.2.1.1 成果の割り当てを受け取る
2.2.2 考える時間を与えてもらう
2.2.3 敬意を払った話し方をしてもらう
2.2.4 聞き手の質問に答えられない場合は、正直に言ってもらう
2.2.5 熟慮の乏しいプレゼンに対しては、退席をする
2.3 タイミング
2.3.1 プレゼンにかかる時間を前もって知らせてもらう
2.3.2 時間通りに開始し、時間通りに終了してもらう
2.3.3 休憩時間をもらう
2.4 内容
2.4.1 プレゼンがどんなふうに進行していくのかを予め知らせてもらう
2.4.2 事実を知る
2.4.2.1 未解決の懸念事項
2.4.2.2 論理的根拠
2.4.3 重要な情報を先に知る
2.5 資料
2.5.1 文字が全て読める
2.5.2 複雑な資料につては説明を受ける
2.6 フレキシビリティ
2.6.1 ディスカッションをして全員が共通の理解に達する
2.6.2 いつでも質問でき、質問したときに答えてもらう
2.7 プレゼンテーションの実施
2.7.1 後ろの席でも話を聞ける
2.7.2 身振り手振りに気を散らされない
2.7.3 話し手側の後頭部ばかりでなく、顔も見る権利
2.7.4 ユーモアのセンスを楽しませてもらう
2.8 エンディング
2.8.1 同意に達した事柄や次にくる事態を明示する
2.8.2 意義あることを成し遂げた実感を与える