XMLのパースの練習に、AmazonのWebサービスAPIを用いて本を検索し、表紙の縮小画像をStage上にランダムに配置するFlashをAS3で書いてみました。
追記:現時点はAPI仕様が変わった為、下記のプログラムは機能しません。。
XMLの扱い方の一例
以下は上のFlashの解説ではありませんが、作成過程でXMLの扱いで詰ったところがあったのでピックアップしてみます。
使用するXMLデータ
通常は外部ファイルを読み込みますが下の例ではXMLデータをソースコード中に書き込んでいます。
まず、扱うXMLデータは、
[as]
[/as]
とします。本のデータはAmazonで検索語を「C言語」にして検索した結果を用いています。
ちなみに、
<![CDATA[ホニャララ]]>
タグで囲まれた要素内では全ての文字列を扱うことが出来ます。
外部XMLデータからXMLオブジェクトを作成
大抵は外部ファイルから読み込みます。その場合は、URLLoaderクラスのdataフィールドをXMLのコンストラクタの引数に渡せばOKです。
[as]
var urlLoader:URLLoader = new URLLoader();
urlLoader.load(“http://www.example.com/text.xml”);
// 中略:ロードが完了(のイベントをキャッチ)したら↓
var booksXml:XML = new XML(urlLoader.data);
[/as]
ここではbooksXml変数がXMLオブジェクトです。
ソースに直接XMLデータを書き込む場合
あまりそういった場合は無いのですが、テストなどの際は
[as]
var booksXml:XML =
<中略>
[/as]
のように書きます。他にもXMLコンストラクタに文字列リテラルとして渡すことも可能です。その場合、渡す文字列は一行にします。
XMLの各要素と属性へのアクセス
今回扱うXMLの入れ子の深さ2ですかね。booksタグの中にbook要素があり、そのbookタグの中にtitle、author、image要素があり、それぞれのタグの中にほしいデータがある、と。
XMLオブジェクトにデータを代入しインスタンスを作成した際に、パースは終わっていますので子要素へのアクセスは「.」、子孫へは「..」や「[]」演算子を用います。また、子(子孫)属性に対しては「.@」「..@」です。
[as]
trace(booksXml.book); // 実行結果A (booksXml[‘book’]と同値)
trace(booksXml.book.title); // 実行結果B (xml[‘book’][“title”]やbooksXml..titleと同値)
[/as]
実行結果A
[as]
[/as]
実行結果B
[as]
[/as]
一致する全ての要素をXMLList形式で返しています。実際のプログラムではfor文で回してデータを取得します。
上で使った演算子に代わるメソッド等もありますが、それらはまたの機会に取り上げてみます。