Mind Map: 知的複眼思考法 (書評・レビュー)

大学1年の時に読んだ本で、先日PC内のファイルを整理していたらMind Mapが出てきたので下記リンクに画像形式でuploadする。
Mind Map 画像: 知的複眼思考法

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
※今はKindle版も出ているらしい。
本書籍で謳っている複眼思考とは「ありきたりの常識や紋切り型の考え方にとらわれずに、物事を考えていく力」と定義されている。言うは易く行うは難しであるが、その手法を具体的なテーマを元にかみ砕いて説明している。当時の拙いMind Mapを見る限り、本書の大半はその手法の使い方の紹介にページを割いていおり、手法のエッセンスそのものは各々数行程度。例示のテーマは「偏差値」「いじめ」等、進学したての学生としては馴染みのテーマで読みやすかったのを覚えている。
今見直して思うところは、3章において、What, Whyの問いかけで実態と因果の両面から事象を分析している件は、かなり簡潔な説明で流している感があるので、その辺りを補強したい場合は課題解決系の書籍を参照すると良い。

目次

引用元

序章 知的複眼思考法とは何か(知的複眼思考への招待「常識」にしばられたものの見かた ほか)
第1章 創造的読書で思考力を鍛える(著者の立場、読者の立場知識の受容から知識の創造へ)
第2章 考えるための作文技法(論理的に文章を書く批判的に書く)
第3章 問いの立てかたと展開のしかた―考える筋道としての問い(問いを立てる「なぜ」という問いからの展開 ほか)
第4章 複眼思考を身につける(関係論的なものの見かた逆説の発見 ほか)