IBM System i (AS400): 個別ユーザー権限が付与されたOBJの一覧表示 – DSPUSRPRF TYPE(*OBJAUT)

目的

特定ユーザー(例: QSYSOPR)の個別ユーザー権限が付与されたオブジェクト(*LIB, *FILE, *OBJ, etc…)の一覧表示。

コマンド

DSPUSRPRF USRPRF(QSYSOPR) TYPE(*OBJAUT)

必要に応じてOUTPUTパラメーターを指定する。後々Excelで加工する場合は、OUTFILEにしておくと良い。

DSPUSRPRF USRPRF(QSYSOPR) TYPE(*OBJAUT) OUTPUT(*OUTFILE) OUTFILE(QTEMP/AUTLIST)

上記OUTFILEのIBM i 上での確認は下記のコマンドで可能。

RUNQRY *N QTEMP/AUTLIST

dspusrprf_objaut_cmd
下図のようにカラム整形して出力してくれる。
dspusrprf_objaut_outfile

活用例

資源移行元と移行先でQ付きユーザーの個別権限が付与されいるオブジェクトリストの比較・突合時。

活用背景

資源の移行時、Q付きユーザープロファイルをオミットして復元する際、移行元オブジェクトにQ付きユーザーの個別権限の欠落が生じる。欠落した対象オブジェクトの特定の為。